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山口のシンガーソングライター毛利治郎さん。 毛利さんは東日本大震災の被災地に ガレキ拾いやボランティア演奏で何度も足を運んでおられます。 山形県米沢市の田沢地区にも縁があり、何度も通っているそうですよ。 えっ!毛利さん田沢に行っているんですか?わたし飯豊に行ってるんですよ! ぶーち近くじゃないですか〜!! 田沢は行く度に通りすがってますよォォ〜!! ・・・という事で、今回東北でお会いする事になりました。東北でお会いするのは初めて! どうやら毛利さんは、米沢市で開催される大きなお祭り 『なせばなる秋まつり』のステージで『草木塔の詩』(ご自身作詞作曲)を歌うらしくて。 そして歌に合わせて田沢の方々が草木塔踊りを披露されるみたいで。 え〜!すごい!ぶち見たい! ※田沢地区には草木塔という 木々や草を供養するための、自然石で作られた小さな石碑が点在しています。 草や木にまで感謝をしてその供養塔を立てるとは・・・ 石碑の前に立つ度、自然に対する感謝の念に感銘を受けます。 このたび毛利さんの繋がりで、蔵田もお祭りの一角の草木塔ブースで お手伝いをさせていただくことになりましたよ!わ〜い。 朝、田沢の公民館に着きました。 地区の皆さんは既に準備にとりかかっていました。 何をなさっているのかな?これは・・・餅かな??? 草木塔祭で無料でふるまう『ばんだい餅』を作っておられたんですね。 餅米ではなく普通のご飯として食べる米を潰して作るので 固くならないらしいよ。 違う、そこ位置が違う!笹の上にのせて!・・・とかご指摘を受けながら 蔵田も並べるお手伝いをしました。 甘味噌とずんだの2種類の餅、アザミ(茎の部分)の煮物が添えてあります。 アザミってあのピンクの花でしょ?! この辺りの人々は食べられる草と食べられない草がよく分かっているらしい。 歴史上、財政難だったからとか・・・。 昔の人がこの地域に草木塔を建てた理由、食の部分も関係しているのかな〜と思いました。 塀や垣根に「うこぎ」を植えた家もたくさんありました。 山形県民は雑草を食べているって ケンミンショーで見た事があったのを思い出しました。 なせばなる秋まつり。 草木からの恩恵に感謝し生命の尊さを考える『草木塔祭』 伝統工芸や産業を紹介する『今に伝わる伝統市』 昔から伝わる無人販売の『棒杭市』 そして米沢の豊かな食を味わう『米沢どん丼まつり』 会場は様々なイベントで大賑わいでした〜!! 即購入しました。朝のトースト、卵焼き、なんと紙にも焼きが入れられるらしい!! 米沢の空に毛利さんの歌声が心地よく響いていました。山口の人が歌っている事に感動。 たくさんのお客様が草木塔供養祭に集まってくださいました。 米沢の皆さんの精神文化、自然への感謝、色々な念がみなぎってきて圧巻でした。 そのようにさせてしまう草木塔祭って本当にすごいです。 板(ばん)の台の上で米を叩いて作った事から『ばんだい餅』。山仕事の男達の食事だったそう。 草木塔の多くは田沢に集中しています。建立の理由については様々な説があります。 夕方からは田沢の公民館に戻り、毛利さんのふれあいコンサートです。 な な なんと、蔵田も出演させていただける事になりまして・・・ 毛利さんは田沢地区で、蔵田は飯豊町で お互いが出会う前から、それぞれが それぞれの場所で縁を紡いでおり、 その縁が色々な形で繋がった結果、山形で一緒に毛利さんとのコンサートが実現。 縁って本当にすごいな〜、有難いなと感じました。 田沢にちらっと寄って歌を聴くぐらいのつもりだったのですが ガッツリ出演してしまいました。 夢中になる事、やる事があるからいつまでも元気でいられるそう。尊敬します。 田沢地区の皆様からは、地域文化を継承していく精神、田沢育ちのプライド、 元気の秘訣、食べられる草と食べられない草の事・・・ そして『米沢のABC』を学びました。 Aはアップル、Bはビーフ、Cは何だと思いますか? カープです。鯉です、鯉も食べるそうなのです!!!次はチャレンジしてみたいです。
by ol-_-ol-3-3-3
| 2016-10-02 07:38
| ・演奏 ─ イベント
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